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2009年4月29日水曜日

4月18日オケの反省~フリスカ!~

久しぶりの更新です。(いつものことです。)4月18日オケの反省をしていきます。


  • ボヘミア奇想曲


    • フリスカ

    • この曲の聴かせ方




何曲かやりましたが、ここではボヘミア奇想曲に絞って話を進めます。

まずは練習録音をどうぞ。

4月18日オケ~ボヘミア奇想曲(205小節目、フリスカから)




・フリスカ

管のソロに導かれて、さわやかなフレーズが舞い込んできます。この曲中で最も雄大で、ロシア的な響きをもつのがフリスカの冒頭部です。233小節目からはaccel.すると共に、ギターのシンコペーションのリズムが曲に不安定な要素をもたらします。con motoに入ると、広い草原の中にいるような雄大な響きが全面に押し出されます。その後、Allegro→un poco piu mosso→con motoと繰り返すことで、平和な自然の中に、どこか熱さが現れます。ギターが掲示したシンコペーションが、オケ全体に派生し、con motoで激しく演奏されます。加熱したオケは、速さを増し(Allegro mosso)、piu vivoに入っていきます。

ひとまずは、このpiu vivoへの導入がフリスカの大きな要素です。ロシア的雄大なさわやかさに、少し粗いスパイスをふりかけるような感じですね。そして、とうとうボヘミア「奇想曲」の様相が露わになってきます。

piu vivo(277小節目)からは、特定のパートのみが主題を掲示する形式になっています。1拍目で全員が思い切りよく8分で勢いづけると、パートの旋律にそのテンションが引き継がれます。メロディー→シンコペーション→メロディー→シンコペーションの対比ですね。これにより、さらに曲想が転じていきます。

「15」からは変拍子が入ってきます。ちょっとふざけてるみたいですね。まさに奇想曲。ここでは1stのソリがそれまでの主題を奏で、その裏でギターが遊んでいます。その後、それまでに掲示された別の主題がオケによって変形されて演奏されます。これを、2回繰り返します。

Allegro scherzandoは、もっと遊びが激しくなります。ちなみに、scherzandoは「戯れるように、ふざけるように、冗談をいうように」といったような意味があります。フリスカの主題を1stのソリ、及び、クラリネットが奏でていきます。その裏で、ドラが息の長いメロディーを弾いていきます。ドラのメロディーは非常に泥臭い感じです。ちょっと滑稽な感じもします。ちなみに、そのメロディーはラッサン部の葬送の主題と酷似していますね。

「17」からも遊びがあります。ラッサン部でフルートのソロ、及びクラリネットの呼応に使われたモチーフが援用されています。「ヤンタンタン、ヤンタンタン」(と書いても分からない気がしますが・・;;)というフレーズはまさしくそうですね。ラッサンのときはあんなにも重苦しかったフレーズが、ここで使われると軽くふざけているように聴こえます。旋律っていうのは、弾き方によってこんなにも表情が変わってしまうんですね。この泥臭さを表現したいものです。ラッサン部のクラリネットは優雅に哀愁をこめて。それとの対比です。


338小節目のcon motoからいよいよ奇想曲パワー全開です。マンドリン1st+2ndによって16分のざわめきが奏でられ、ギターによって金管楽器の模倣が行われます。もやもやもやもやして、cresc.して、「20」で爆発します。

358小節目のAllegro Vivaceからは完全に崩壊に向かっています。低音パートは熱気を帯びて、コンスタントに4分に重みを加えます。鼓動です。


やがて、Agitatoに到達します。ちなみにAgitatoの意味は、

agitato
【p.p./agg.】1】した, 揺れた, 激動の, 騒いだ, 動揺した 2】取り乱した, 不安な, 落着かない, 興奮した, 錯乱した 3】煽動された 4】[音]アジタートな, 咳き込んだ
【s.m.】1】[音](演奏指示)アジタート 2】錯乱した病人

です。ラフマニノフはいい言葉を選んだと思います。ぴったりな表現ですね。Agitato。ドラ以下はもっとオケを煽りましょう。


あとは気の赴くままに勢いに乗って突き進んでください。制御するというより、結果的にまとまったくらいなほうがちょうどいいです。もっとはっちゃけていきましょう。


劇的な和音の後に、GP。和音、GP。和音、GP。そして、Grave突入です。ここでラフマニノフの鬱が襲ってきます。飲み込まれるか、飲み込まれないか・・。これを振り払うべく、Grave2小節目の最後のフェルマータは、渾身の力をこめてcresc.しましょう!大きく出せば出すほど、次に向かう和音の力が大きくなります。スネアはここが一番の腕の見せ所ですね。


あとはPrestissimoで駆け抜けるだけです。楽しくやっちゃってください。



・この曲の聴かせ方

やはり、まずは曲の全体像を早く理解すること。

録音ではフリスカしかありませんが、ラッサンと合わせて1つの曲です。また、この曲に関しては、冒頭でフリスカの主題を掲示する部分があります。(序奏部)

つまり、序奏→ラッサン→フリスカというのが大きな展開です。それぞれに用いられている主題は、フリスカで取り入れられ、発展していきます。お客さんはこの曲を初めて聴く方が多いでしょうから、音色の綺麗さや響きの新鮮さを見せること以上に、この曲の魅力を示すことが大事になると思います。だからこそ、各主題がどのように展開され、再び掲示されるのかということを明確にし、それを演奏で見せなければなりません。マンドリン演奏の初演だからこそ、作曲者の意図を踏まえるということが大事です。まずはどういう曲なのかを理解した上で、マンドリン特有の響きを作っていく必要があるのだと思います。


もう一つは、熱さを演出すること。

この曲において、フリスカの乱れ方は尋常ではないですね。ラッサンであれだけ暗いのに、10分後にあそこまではっちゃけている曲も珍しいような気がします。なぜこんなに落ち着かないような構成になっているのか。それを形式上で理解できたら、あとはどれだけ表現の幅を広げられるかということに焦点は移ります。オケ全体でどれだけAgitatoになれるか。

頭で曲の構成がわかったら、後は自由にやることです。そうすれば勝手に周りの音が聞こえるようになって、周りのテンションがわかるようになって、自分の演奏が繊細にコントロールできる気がします。自由にやろうと思うと、気持ちが自由にコントロールできるようになります。指揮も、自然と見えます。呼吸が合ってきます。後はみんなで大いに熱しあっていきましょう。そうすれば、いい演奏がみえてくるはずです。



さて、寝ます。

2009年4月20日月曜日

4月11日オケの反省~新歓オケ~

久々の更新となってしまいました。過去録音が全て再生できなくなる不具合が起こっていたようです。先ほど修正いたしましたので、今までどおり聴くことができるようになりました。(右のコラムのカテゴリー「録音」からみると聴きやすいですよ。)


さて、オケの反省をしていきます。


4月11日オケ


  • メリアの平原にて

  • 狂詩曲スペイン

  • イスパニアカーニ




この日の練習は、前半が通常のオケ練習、後半が新入生歓迎のためのお披露目演奏となりました。まだまだ練習が進んでいないこの段階で公開するのは気がひけるのですが(苦笑)、まぁイベントなので仕方ないですね(^^;結局のところあまりいい演奏ができなかったなぁというのが正直なところです。

・メリア

まずは録音をお聞きください。

4月11日メリア練習録音






直前の打ち合わせで、大幅な変更が加えられました。328小節目の頭に大きなブレス(というよりゲネラルパウゼ?)が入ります。録音聴くと、非常にバラバラなのがわかります。ここはしっかり押さえておくようにしてくださいね。

で、全体的な反省です。


・pとfの差がない

音楽を表現する上で、対比というのは大事でありかつ、非常に有用な手段です。音量一つとっても、これはしっかり守らなければなりません。特に顕著なのが、「3」からの1stのメロディーです。ここはppですが、全員がmfの弾き方をしているように聴こえます。もしかしたらppで弾いている人がいるのかもしれませんが、そう聴こえてしまってはもはや意味をなしません。

普段あまり音量に関しては口うるさくしませんが、この曲に関しては致命的なミスとなりかねないので、敢えて指摘する必要がありそうです。4分のアクセントや、軍隊の足音のような8分の刻み(ダッダダダッダダダ・・・)は垂直的強靭さが必要です。その対比は?この「3」や、Andante Sostenuto、ドラがメロディーの「7」、そして1stとドラの混ざる「Tempo Ⅰ」の4箇所です。この4箇所がなければ、メリアはただの戦場です。戦うしかありません。しかし、この4箇所があるからこそ、Dramaticな表現になりえるのだと思います。



曲の展開、という観点からもう少し話を広げておきます。曲の大半を占める勇ましさを表す部分では、調整としては、少数の代理和声を除き、ほとんどが短調(もしくは、短調でも長調でもない、パワーコード的和声)で構成されています。その反対に、ゆったりとした4箇所の部分では全て長調にて構成されています。この長調は幸福感、というよりも一時の安堵を示しているのでしょう。「短調」の戦い部分と、「長調」のやすらぎ部分。非常に明確な構成です。

さて、その「戦い」の部分ですが、実は完全に「長調」になる部分があります。どこでしょうか?「14」のVivaceですか。惜しいです。その後の、affrett. sino alla fineの5小節目からです。そう、ここの部分で、とうとう戦いが終わります!明るい音が勝つ!まぁ勢いで弾いてしまえばそういう雰囲気になってしまうので、この説明は蛇足かもしれませんね。

つまり、この長短の対比が最後まで続くわけです。そこを注意深く弾かなければ、曲をしっかり弾いたことにはならないでしょう。録音みたいに全部ロケットのように突っ込んだ弾き方をしていたら、曲の旨みを半分くらい逃がしていることになってしまいます。マンドリンでppが弾けない?そんなはずはないですよね。一人ひとりがppで弾くとよく言いますが、それは半分あたっていて半分違う気がします。パート全体で(時によってはオケ全体で)ppで弾く必要があります。



音量の対比に関しては以上です。もう少し言及するとすれば、音の太さ細さ、粘り気、倍音、弦との摩擦音、内か外か、などなど。。。コントロールする要素はたくさんあります。それらを全て使って、「対比」をつくること。メリアの主軸となる「対比」は、そんなにイメージしづらいものではありません。それをどの程度まで、追求できるか。これが、演奏の差であり、録音の差であり、聴き手側に与える印象の差なのだと思います。

理想の音を想像する。歌い方、強弱、音質。それに近づける。方法を知って、基礎練で近づける。その繰り返しですよね。イメージどおりの音を出す。そういう努力を続けてほしいです。



・狂詩曲スペイン

これも公開しました。うーん、今回の演奏会で練習している曲の中では最も進捗度が高いと思っていたのですが、予期せぬミスが起こってしまいましたね。

ひとまず、テンポが速かった。これは反省しなければなりません。この曲に関しては、指揮者はスピードをコントロールしづらいのです。頭のテンポが速ければそれに従うしかありません。新入生に見られて、緊張してしまったのでしょうか。

音量はどのパートも春休みに比べるとよく出てきていると思います。パーカッションは全体的に遅れがちです。特に、オケ全体の音量が上がる部分に関しては、もう少し音の出を早めなければなりません。音の立ち上がりに細心の注意を払いましょう。



・イスパニアカーニ

局所的に注意をしておきます。ギターの冒頭のラスゲアードは、一つ一つの音の粒をもっと立てなければならないですね。音量は十分に出ているのですが、ラスゲアードではなく、ただバラバラに弾いているように聴こえます。べチャッとしている感じです。もっと乾いた、粒だった音が欲しいです。

あと、テンポが揺れますね(--;場面転換して早くなるならまだしも、普通に弾いている部分でどんどんaccel.していくのは好ましくありません。まぁアンコールだからテンション的にはそうなりがちなんですけどね。

それとパーカッションの裏打ちは遅れる部分があります。気をつけなきゃならないですね。

20090411録音






以上です!新入生たくさんはいるといいなぁ。

2009年4月1日水曜日

3月28日オケの反省~如何せん、2部が~

遅ればせながら、先週土曜日(3月28日)のオケ反省をアップします。録音もあります。



  1. メリアの平原にて

  2. 狂詩曲スペイン

  3. ボヘミア奇想曲



1.メリアの平原にて

まず、最初にメリアをやりました。基本的な強弱と、縦のラインの一致を確認しました。フレーズ回しや奏法などについては特記事項はありません。


2.狂詩曲スペイン

スペインでは、各場面におけるパートごとの役割を再確認することから始まりました。「マラゲーニャ」の主題を歌っているパートの表情付けについても指示がありました。sfは難しそうですね。トレモロとの噛みあいが、あと一歩といった感じです。しかし、スペインについては大分まとまってきたなぁという印象があります。以下、練習録音です。


オケ録音~狂詩曲スペイン~




3.ボヘミア奇想曲

ボヘミア奇想曲では、ラッサンとフリスカに分けて練習を行いました。

・ラッサン
ラッサン部では、まず冒頭のティンパニと弦楽パートが合うかどうかという問題があります。どうしてもパーカッションは距離が遠いので、弦楽器奏者からしてみると聴覚によるアンサンブルがとりづらいものです。ひとまずは指揮であわせるということですね。
また、ラッサン部といっても少々フリスカが出てきます。(「3」のことです。)ここのフリスカでは、盛り上げるのではなく、フリスカ部への予告と意識しておきましょう。ちらっと主題を見せておいて、またラッサンに戻る、という展開になっています。

・フリスカ
フリスカ部では、徐々に盛り上げるということを具体的にどう行なっていくかというのが問題になります。fと書いてあっても、それはオケ全体でfを出すのか。それとも特定のフレーズのみをfにするのか。これは大きく性格が異なります。
また、フリスカに関しては、あまり弾ききれていないなぁという印象を受けました。特に、速くなっていくにしたがって、どんどん音が減っていったような気がします(^^;
重点的に練習していく必要がありそうですね。



簡単ですが、以上でまとめとします。

2009年3月16日月曜日

3月14日のオケ反省~マンドリン曲は難しい~

3月14日はオケでした。ホワイトデーということもあって、お菓子でにぎわっていました。



  1. 英雄葬送曲

  2. 静けき夜

  3. メリアの平原にて




1.英雄葬送曲

今回は久保さんに来ていただいたので、音楽作りスタートです。まず、最初に通し、その後各部分について解説しつつ演奏という風に進んでいきました。

まず、各場面ごとの指示を振り返っていきます。


Maestoso

ここでは8つ振りです。rit.はそこまで極端にかかりませんが、テンポが遅いので32分の動きはかなり気を使わないと合わない印象です。まず、タイになっているDの音を徐々に音量を抜いていきます。32分はcresc.を活かして次のsffに向かっていくというのが基本パターンです。

4小節目からは、1st・ギターは入りのBbの音をアクセント気味に弾きます。2nd・Dolaはdecresc.で処理して、mfくらいまで落としていきます。

「1」のAndante mosso con doloreからは悲痛な歌い上げを行なっていきます。ギターはテンポを支配してしまうので、ここのテンポ感になれましょう。4つ振りに対応できるようにしてください。10小節目はDola・Celloがcresc.して11小節目の頭でppです。13小節目はドラ、mf>mf>で。

14小節目のprecipitando con tutta forza(直訳:全力で急き込んで)で、少し早くなっていきます。しかし、そこまで早くならないので、伴奏のパートは走り過ぎないように気をつけましょう。

23小節目(con forza, con bravura deciso:決然と力を込めて)は1st、タイの流さ分音を残すようにします。また、下降音形の後のDの音は8分です。十分長さを保って。装飾音符が次にありますが、それまでは最大限音を伸ばしてください。25小節目1拍目は全パートfです。

「3」からはちょっと平和な雰囲気を出しましょう。「束の間の平和」です。平和が表現できれば、戦いが際立ってきます。

35小節目から、2ndは3連符をスラーではなく、どれも均等に「タタタ」と弾いてください。「タララ」ではないです。

「4」から。43小節目のrall. un poco はかなり遅くなります。I Tempoからは冒頭の主題に戻るので、より厳しく弾けるかどうかがポイントだと思います。49小節目の1stの10連符はそんなに早くありません。全く問題なく弾ける速さなので、しっかりフレージング処理して、指揮にあわせて行きましょう。precipitandoしている人がいますが、速度は変わらないので注意。

「5」から。andante cantabileです。ここの入りの空気感、いいですね。ここで全員が今までの「悲痛」さから解放された音を出すことを願ってやみません。こういう転換部の入りの瞬間に、その演奏団体の質が現れてくると思います。
senza cresc.は1st・2ndともに意識しなくていいとのことでした。66小節目、stringendoで速くなります。67小節目の3拍目で、rall.かかります。69小節目のa tempoでテンポ戻ります。

「6」から。animando(動きをもって)です。75小節目、4拍目でallargandoです。簡単に言うと遅くなります。78小節目からincalmando(落ち着いて)ですが、cresc.して、allargandoまでもって行きます。どんどん広げていきましょう。

「7」から。Grandiosoです。練習後の飲み屋で久保さんと話していたときにここの話がでました。ギターの和音。ここで荘厳さが出せるかどうか、です。僕の表現で言うと、感情を込めた撫でる音ではなく、硬質な「立体的和音」を出すことがポイントです。あー、分かりにくいですね。簡単に説明すると、「立体的和音」はコンクリート打ちっぱなしの室内で、sul ponticello(駒より)で弾いたときに、「ゴーン」という鐘の音に近い、金属的な響きがホール中を満たしたときの音です。僕のイメージだと、完全にバッハのシャコンヌの冒頭の和声感です。硬質な、金属的な、それでいて重厚な音が欲しいんです。

まぁ、ここはパーレスで。要は、「チャンチャンチャンチャン♪」っていう伴奏とはちょっと変えてみましょう、ってことです。


Solenneから。Grandiosoは壮大な感じ。Solenneは、「荘厳」な感じです。語源は「太陽」です。神様的イメージなのでしょうか。

オケはGrandiosoとそこまで速さが変わらなかったですね。ここは縦のラインをそろえなければアクセントがうまく強調されません。16分の動き、重要です。


最後はtutta forza(全力で)→Largo(寛大な)です。ギター、トレモロちょっとうるさくなりがちですね。工夫する必要がありそうです。



では、練習録音を貼っておきます。


練習録音(3月14日英雄葬送曲)



(ギターでめっちゃ音ミスしてるの僕です、すいません・・・)


他にも色々ふれておきたいことがありますが、ひとまずここまでとします。


2.静けき夜

3.メリア

これらについてはほとんど実質的な指示は出ていないので、割愛し、次回のオケに詳細を回します。(すいません、早く寝たいのです。笑)



では~。次回の練習も頑張りましょう~。

2009年3月9日月曜日

第6回パーレスと学オケ

更新が遅れました。(良くない傾向です。)
今回は第6回パーレスと学オケをまとめて更新します。


  • 第6回パーレス


    1. 音取り


  • 学オケ


    1. 英雄葬送曲

    2. メリアの平原にて

    3. 静けき夜




・第6回パーレス

この日は、英雄葬送曲の音取りをしました。実際、それだけで終わってしまいました。譜面上の音を確認し、一度通して弾き、次に頭から復習していくという感じです。僕も準備不足で、あまり充実したパーレスを作ることができませんでした。パート員に申し訳ないです。
このパーレスで、英雄葬送曲の譜面が読みづらく、とても弾ける状態ではないということが確定したので、この日の夜のうちに総譜を写譜しました。全パートのパート譜が読みやすい状態で作成することができたので、後日配布します。

・3月7日学オケ

この日は1.英雄葬送曲、2.メリアの平原にて、3.静けき夜の3曲をやりました。1部ですね。順を追って振り返っていきます。

1.英雄葬送曲

初オケでした。とりあえず、全パートの音確認です。Maestosoの32分音符や、中間部・終結部に出てくる10連符・9連符はしっかり弾いていきたいところです。
あとは、個別の単語の意味を伝えました。英雄葬送曲は音楽用語ではあまり出てこないイタリア語がたくさんでてきます。手元にメモがあるものだけ、下に列挙します。


<<英雄葬送曲に出てくる単語>>




"Ai Valoroni caduti di Tobruk"
直訳:トブルクの勇猛な戦死者たちへ

maestoso
【agg.】威厳に満ちた, 堂々とした, 荘厳な, 厳めしい; [音]マエストーソ
◆maestosamente【avv.】威風堂々と, 厳めしく

caduto →cadutato
【s.m.】死者, 戦死者
【agg.】落ちた, 倒れた

espressivo
【agg.】表情に富む, 生々した, 意味ありげな; 表情たっぷりの, 表現の, 表現力のある; [音]表情を込めて, 表情豊かに
◆espressivamente【avv.】表現豊かに, 意味ありげに

dolore →con dolore
【s.m.】1】(身体・精神的)苦しみ; (身体的)苦痛, 傷み; [医]疼痛{とうつう} 2】(精神的)嘆き, 悲しみ, 苦悩, 懊悩{おうのう};
痛恨, 悔恨{かいこん}; 悩みのもと, 頭痛の種 【Dim. doloretto, dolorino, doloruccio, doloruzzo; Pegg. doloraccio.】

leggeiro 軽快に
「軽い」「身軽な」「軽率な」というような意味がありますが、 音楽用語としては「軽快に」というニュアンスになります。

precipitando
【s.m.】[inv.][音] 1】著しく加速度的に; 咳き込んで 2】著しく加速的に奏する楽節


tutta forza 全力で
forza
【s.f.】1】(人・動物の)体力 2】(精神的な)強さ, 精神力, 能力; 力(行動・言葉の)力, 魅力; 効能(法律・議論の)効能, 効力; (抽象的に)勢い, 強さ
3】(酒・薬剤の)強度, 濃度; (光・色・音の)強さ 4】暴力, 腕ずく, 力 5】[pl.]軍隊; (集団・組織の)力 6】[物]力; [印](forza di corpo)活字の大きさ


bravura
【s.f.】1】上手さ, 巧さ, 上手, 器用; 熟達, 巧妙 Sin. abilita`. 2】勇敢, 勇猛, 豪胆
deciso
【p.p./agg.】[decidere]果断な, 決断力のある, 実行力のある; きっぱりとした, 決然とした, 断固とした; [音]決然と, はっきりと Contr..
◆decisamente【avv.】きっぱりと, 断固として, 決定的に, 決然として; 疑いの余地なく, 全く; 勿論, 確かに
con bravura deciso
(勇敢に、決然と)

appoggiare →appoggiardo?
【v.t.】1】支える, もたせかける, 寄せかける; 休める; 支柱を施す 2】支持する, 援助する
【v.i.】[avere](suに)支えられる, (suの上に)立っている, 立つ; [fig.](suに)基く, 基礎を置く, 拠る
◆appoggiarsi【v.rif.】1】もたれかかる, 寄りかかる; [fig.](人aに)頼る, もたれる 2】[fig.]基く, 基礎を置く, 拠る

doloroso
【agg.】苦しい, 痛い; 悲しませる, 悲しい, 苦しんでいる, 苦悩している; [音]悲しい
◆dolorosamente【avv.】痛く, 苦しく, 苦しそうに, 痛ましく
riprendere →riprendando 再開
【v.t.】1】再び取る 2】引き取る, 取り戻す 3】回復する 4】再開する, (中断した仕事を)また続ける; [単独用法]再び話し始める 5】(病気が)再び襲う
6】奪回する, 再び占領する 7】諭す, 叱責する, 間違いを指摘する 8】撮影する 9】再演する 10】[服]寸法を詰める
【v.i.】[avere] 1】(a+infすることを)再び始める, 再開する 2】(元気を)取り戻す, 回復する, よみがえる
◆riprendersi【v.i.pron.】1】回復する, 立ち直る, 器を取り戻す 2】訂正する

animare →animando 生き生きと
【v.t.】1】生気を与える, 活気を与える, 生命を与える, 生かす 2】(表情を)輝かせる, 生き生きとさせる
3】息づかせる, 刺激を与える; (人を)動かす, 駆り立てる; (交流を)振興する, 促進する
◆animarsi【v.rif.】生気を帯びる, 活気付く, 華やぐ

senza ※senza cresc.はクレッシェンドしない!
([古]sanza)【prep.】[次に人称代名詞・指示代名詞が来る場合はdiを伴う]なしに
【cong.】(senza che+接続法動詞)することなしに

rinforzando
【agg.】[音](或る音・楽句に力を入れて奏する)勢いをつける



stringere →stringendo
([古・文]istringere, strignere)【v.t.】1】締めつける, 締める, きつくする, くくる, 縛る, 圧縮する, 絞る, 引き締める, 閉じる 2】握り締める, 抱きしめる 3】(狭い所・苦境に)追いつめる
4】(条約を)結ぶ, 締結する, 取り決める 5】小さくする, 縮める, (議論を)纏める, 結論を出す 6】[古](a+inf.するように)強いる, 余儀なくさせる Sin.
【v.i.】[avere] 1】(時間が)迫る, 切迫する 2】纏める
◆stringersi【v.rif.】(間隔を)狭くする, 狭める; 身を摺り寄せる, 近づく, (席を)詰める
◆stringersi【v.i.pron.】(織物・服地の目が)つまる, 狭まる; (出来事が心に)迫る, 肉薄する

allargando
【ger./agg.】[音]段々ゆっくりと(音を強く), 次第に幅広く

in calmando
なだめるように

grandioso
【agg.】1】雄大な, 壮大な, 壮麗な, 堂々とした, 立派な, 威厳のある, 荘重な, 豪奢な, 盛大な; 壮大に[音]壮大に, 荘重に
2】気取った, 偉そうな, 仰々しい, もったいぶった 3】見栄っ張りな, 虚栄の
◆grandiosamente【avv.】雄大に, 荘厳に, 気取って, 偉そうに, 大袈裟に, 勿体振って

solenne
【agg.】1】厳粛な, 荘重な; 荘厳な, 神々しい; 礼式に適った, 盛式の; 盛大な, 華々しい; [詩]祝祭日の Sin.,
2】すごい, ひどい, 法外な, 恐るべき, 激しい, 決定的な; 儀式張った, 勿体ぶった, ものものしい
◆solennemente【avv.】荘厳に, 荘重に, 厳粛に; [音]荘厳に

sostenuto
【agg.】1】支えられた, 持ち堪えた, 変わらない; (価格・証券取引が)堅調な; [音]音を保持する, 緩やかな
2】打ち解けない, よそよそしい, 堅苦しい; 威厳のある, 横柄な; 格調の高い

largo
【agg.】[pl.m.-ghi; pl.f.-ghe]広い, 大きい; 充分な; 自由な, 寛大な Contr.
【s.m.】広大; (広場では言えないほどの大きさの)広小路, 空地; [文]開口音の; [音]広大にかつ緩く; ラルゴの楽章
◆largamente【avv.】広く, 広範囲に; 十分に; 長々しく, 長々と





英雄葬送曲録音





2.メリア

メリアは細かいアクセント、及び1stとDOLAのメロディーの音量バランスなどを見ました。主にたたきによる確認です。
原典版に早く慣れましょう。

3.静けき夜

静けき夜は1回とおしただけで終わってしまいました。今週末のオケで作っていく感じになります。

2009年2月26日木曜日

第4回パーレス及び合宿総括

更新が滞ってしまいました。事後報告となってしまいましたが、2月21日から2月25日にかけて合宿をしてきました。前回分のパーレスを含め、この1週間の練習についてまとめておきます。今回はそれぞれの曲についてより掘り下げて、説明をしていきます。



  1. メリアの平原にて
  2. 狂詩曲スペイン
  3. ボヘミア奇想曲



1.メリアの平原にて

まず、この曲に関して、マネンテの原典版を使うことが決定しました。これまで使っていた中野二郎さん編曲のものとは別の譜面になりますので、注意してください。

この曲は全パートがDの音を伸ばすところから始まります。最初のDはfで。2回目もfで。そして、3回目のAでffを出すように指示が出ました。これについて、1,2回目がともに1オクターブ分のDしかないのに対し、3回目のAの音では3オクターブ分の幅が出ることに起因しているという説明が指揮者の先生からありました。編曲版ではすべてffで弾くように指示されていますね。訂正しておきましょう。

23小節目のようなパターンでは、直前に少しブレスが入ります。in tempoよりもやや遅れる感じです。これは、「来ることが予想される音を一瞬ずらして弾くことによって、より観客の快感を増す方法」だと僕は考えています。ただし、オケ全体の息があっていない場合、バラバラの発音になってしまい、逆効果となります。ここは全員でしっかり合わせていきたいところです。

また、あまりブレスを深くしすぎると、若干くどい表現になってしまう可能性があります。注意しましょう。

45小節目からの二分音符の連続Bの音については、その後のG#に向かってcresc.気味に弾くように指示がでました。

51,52小節目のDの2分、Dの4分音符のパターンでは、2部音符のDで音をdecresc.するように弾いてください。力を抜く感じです。

59小節目からのクロマティックスケールについてもcresc.気味に弾いてください。

次に、71小節目から。1stと2ndによって主題が歌われます。ここは以前、スタッカートについて説明しました。そのときここの伴奏も同様に行なうように指示を出しましたが、変更になります(原典版への回帰です)。2部音符分伸ばすような感じで、レガートに弾いてください。また、クイックアルペジオ(音を少しばらす)の指示も出ました。これによって、Dola、2ndと同様の雰囲気を出しましょう。個人的には中野編の伴奏(stacc. stacc. legato)のほうが好きですが。。個人の好みですね。

87小節目からは、短調感を出しましょう。短絡的に言えば若干音量を落とす感じです。

133小節目のAndante Sostenuteからは楽譜の指示(編曲版:♪=120)よりもかなり遅くなります。冒頭のBの和音は前のフレーズの終わりとして収める感じではなく、Andante Sostenuteからの展開を期待させるような開放感を持って弾きます。

192小節目から。DolaとCelloにより別の主題が提示されます。ここから「A」らしいです。編曲版にはその記号はありません。書き足しましょう。
なお、ここからのギターの伴奏系が原典とはかなり異なるようです。後日措置をします。

277小節目から。ここで2つの主題が同時に歌い上げられます。伴奏も例によって2分音符分くらい伸ばしていきます。


ひとまず、以上のような指示がでました。後日パーレスでも確認していきます。後日、原典版の譜面を配布するので、注意事項を確認してください。



2.狂詩曲スペイン

まず、譜面訂正があります。415小節目を消去してください。原曲にない小節が加わっていました。パート員のみなさん失礼しました。

この曲に関してはオケであまり注意事項が出ませんでした。確認程度、という感じです。合宿では速度を下げて、細かい音を意識する練習を行ないました。以下で録音が聴けます。

20090222practice-spain






以前に述べたように、この曲では他のパートとのリズムの交錯が多いです。オケに参加しながら、他パートの音をより一層注意深く観察してみましょう。

ただしこの速さに慣れてしまうと、逆に重い表現になりがちです。あくまでも確認のためと割り切って、録音を聴いてください。



3.ボヘミア奇想曲

この曲に関しても、全体を音確認するだけで終わってしまいました。説明は次回以降に回します。

2009年2月15日日曜日

20090214学オケ

今日は、録音UPのご案内です。


昨日(2009年2月14日分)のオケ録音を下記のプレイヤーで聴けるようにしました。


狂詩曲「スペイン」 2月14日学オケ



また、ポッドキャストによる配信にも対応しました。
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これで登録は完了です。あとはこのブログ上で録音を公開するたびに、自動的にiTunesにデータが転送されます。もちろん、iPodを接続すれば、iPodで聴くことができます。




なんかわかりづらくなってしまったので、そのうちまたわかりやすい説明をUPします。