さて、火曜日に初めてのアンサンブル練習を行ないました。その反省点(僕の担当した日吉午前アンサンブル分)及び、アンサンブル練習の課題についても触れようと思います。
- メリアの平原にて
- 狂詩曲スペイン
- アンサンブル練習の課題点
1.メリアの平原にて
メリアから練習開始です。各パート1、2人の編成での演奏です。個々人の負担が大きかったのではないかと思います。早速、振り返っていきます。
今回のアンサンブル練習については初回ということもあり、譜面に記載されている音程・リズム・強弱記号を忠実に守っていくことを重視していきました。fでロングトーンした後の、pのフレーズ。たくさん出てきますね。ここのpを守るように何回か指示を出しました。他にも、cresc.で走らないこと(これは上手くできていました。)なども注意しました。
また、いつ自分のパートが主題を弾いているのかを明確に意識するように指示を出しました。主題は場所によって長さもまちまちです。どの声部が音楽を動かしているのか。もっと砕けた感じで言うと、「どのパートが動いているか」ということを意識しましょう。例えば、「2」などはこの主題の変遷が顕著に現れています。1小節目でファーストが動き、3小節目でドラ、そして5小節目でチェロ・ギターが動きます。動いている音符は、オケ全体の響きの中で埋もれてしまってはいけません。意識的に前に出すようにしましょう。
そして、今回のアンサンブル中に最も頻繁に指示をしたのは、スラーの付け方です。特にマンドリン属ですね。自分で弾いていると上手くできているような気がしても、最初はかなり意識していないとスラーにはなっていないのではないでしょうか。アドバイスとしては、フレーズの終わりをおさめること。ただし、そのために敢えてスラーの山のところで極端に音量をあげたり、歌いすぎてもたったりしないように。自然なスラーができるように心がけましょう。特に、「3」の1stメロディーや「A」からのドラメロ、及びその組み合わせである、Tempo Iからはこのスラー感によって表現に雲泥の差がでます。
Tempo I からは1stとドラの掛け合いです。それに2ndがクーレで味付け。面白いところです。ここでのポイントは、1stとドラがお互いに強く重なり合わないこと。どちらかが動き出したら、もう一方はちょっと客席から遠ざかりましょう。簡単に言うと、ロングトーンの部分であまり強く弾かないという具合になります。これはもっとアンサンブルで合わせたいポイントです。
また、パーカッションについても色々と指示を出しました。特に、スネアの装飾音符と正拍の混同は注意しましょう。それと、アクセントに入るとき、発音が遅れがちになるという旨を伝えました。連続でアクセントが付いている場合はその傾向が顕著に現れるので、慣れましょう。
曲全体で振り返ったときに、みんな音程に関してはほぼ間違いなく弾けていました。これは素晴らしいことです。当たり前のことですが、なかなかできないことです。今後、技術面でメリアに対して求められるのは、絶対的な音量の大きさです。次回はもっと、全パートの音量を底上げしていきたいですね。
2.狂詩曲スペイン
この曲は常々言っているように、リズムが捕らえにくいです。アンサンブル前は通るのかどうか不安でしたが、結局なんとか最後まで弾ききりました。良かった。笑
さて、順に振り返っていきます。
速さはオケの速度よりもやや遅い程度でやりました。僕自身、この曲で一番陥ってはいけないこと、それは音符を正しく弾きすぎることです。この曲は音符をがっつり弾いちゃいけないんです!譜面の音符の長さは確定的なものを示すわけではなく、それはただ発音する点を示しているに過ぎません。
もちろん、音程やリズムを無視しろと言っているのではありません。拍子やフレーズの解釈なしに演奏することがどれほど危険なことか。それをよく表している曲です。
などと言いつつも、とりあえずは的確に音を出していきます。音程に関しては比較的合っていました。ただ、問題は、、リズムです。16分音符の3連符1つずれただけで、半音階のスケールなら不協和音になってしまいます。なので、「的確に」弾く必要があります。また、16分と、16分の3連符のリズムが混同してしまっているパターンが散見されました。はっきり区別していきましょう。
「A」からはドラがメロディーです。これと同じリズムで、1stと2ndが1度の音程を弾きます。あたかも共鳴弦が2本鳴っているかのようです。1stと2ndはここで前に出てはいけません。ドラを支え、ドラだけが音程を変えているという振る舞いを感じてください。また、sfはドラだけです。ドラの人は、しっかりsfが付いていることを客席に主張してください。
stacc. moltoからは全パートで厚みを出します。ギターの低音は重要です。しっかりアポヤンドで。
「B」からは1stメロディーです。ここのアクセントがうまく付けられていませんでした。3拍子を思いっきり感じて、スウィング感のあるフレージングになると、さらに楽しくなります。ギター、重要です。
88・92小節目、ドラ3連符聞こえさせて。
93小節目から。16分の連なりゾーンです。ここは16分のアクセントをかなり強調していきましょう。(でも、スラーはスラーで。)molto accentが弱かったです。con fuoco!もっと熱く弾いてください。
113小節目からのチェロメロ。これは頑張りどころです。スタッカート・アクセント、うまくつけてフレーズにしてください。跳躍が多くて大変そうですが、楽しいフレーズです。僕はここ結構好きです。
142小節目、1st・2nd、どっちか音ミスっぽいです。要検討。
「D」からはスラー!sfの歌い方が自然にできるといいですね。sfは単打かトレモロか。3つ入れトレモロは難しそうですが、いい雰囲気でてるので、なんとかうまいsfの弾き方を研究してください。「バッ!」っていうsfより、「ヤンっ!」って感じです。
「E」からはやっぱりギターの3連符ずれますね。要パーレス。
「F」はフレーズの入るところを見失わないように!特に1st・2ndはドラの後に入るパターンが1小節ずれることが多かったので気をつけましょう。伴奏の人は極力小さく。ふわふわと漂っている感じです。後は音量記号に従って、徐々に強くしていきましょう。
「H」からは上手でした。でもちょっと機械的でした。次への期待感を煽るような、高揚感が欲しいですね。cresc.を明確に。
「J」からは、チェロメロです。1st、ドラの人はあまり前に出過ぎないように。でも、聴こえて欲しい音なので、たしなむくらいがいいかもしれません。350小節目からのギターは、16分です。音の長さを守ってくださいね。次のアルペジオも遅れないように。in tempoで頑張りましょう。要、パーレス。
382小節目から。ギター3連+カッティングが上手く決まっていませんでした。すいません、ちょっとここは難しくなりすぎているかもしれません。要、パーレス。
「L」からは、ギター重要です。アクセントがしっかり弾けるように、練習しましょう。431小節目から、2ndとドラは入り忘れないように気をつけましょう。ミスが多い部分でした。
「M」からは2ndとドラがオケ全体を煽っていきましょう。4小節フレーズが2小節フレーズになると、音楽はあたかも2倍も盛り上がったかのような錯覚に陥ります。スラーによるフレージングを上手く利用して、いくつかの山を経てcresc.できるように練習してみてください。
459小節目から、ギター上の3連符が欲しいです。strumでいいので。なでおろしてしまってください。
「N」から。1st・2ndの音程が怪しいです。確認してみてね。ギターは2連符をうまくあわせられる様にしましょう。自信をもって弾きましょう。
最後もcon fuoco。全員で気持ちよく弾ききっていきましょう。
ざっと通すとそんな感じです。確認よろしくね。
3.アンサンブル練習の課題点
何はともあれ、アンサンブル練習お疲れ様でした。非常に密度の濃い練習になったと思います。やはりこれだけの量を一人で弾くのは大変です。
とはいえ、本番ではこれを弾くわけです。本番のための練習をしているのですから、アンサンブル練習がきついといって頻度を減らすようなことはしたくありません。オケでは見えてこない、他パートの声部が聞こえてきましたか。自分の弾いているフレーズが曲の中でどんな役割を担っているか、見えましたか。周りの人と呼吸を合わせることはできましたか。それとも、目の前の棒に喰らいついていくことに精一杯でしたか。
重要なのは、僕から課題を与えられることではなく、個々人が反省をし、持ち帰ることです。それをパーレスなり、オケなりで活かしてください。トップというのは、そのための手助けをしているに過ぎないのです。楽器をみんなに弾かせるためじゃなく、上達したい人を手助けするのがサークルにおける本来の練習のあるべき形であると僕は思っています。
完全に弾ききれることは、現時点では求めていません。自分にできなかったところ、足りなかったところを追求して、今後の練習にフィードバックしていってください。きっとパーレスだけでは見つけられなかった課題がたくさん見つかるはずです。最終的には、それがいいオケに、さらには第182回定期演奏会の成功につながっていきます。
さて、次回のアンサンブル練習では、パートごとの人数バランスをもう少しうまく調整したいと思っています。より多くの参加者が集まることに期待します。
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