第8回パーレスは、いつもどおり火曜日でした。まとめていきます。
- アルアイレ云々~パート2
- つまみはどうするか
- 爪
1.アルアイレ云々
前回に引き続き、アルアイレの基本を振り返りました。今回も、2人という少人数につき、じっくり話しながら進めていきました。
さて、前回口が酸っぱくなるほど強調した、「弦を押し込む」こと。そして、それによって「ギターの表面版の垂直方向の音成分を増やす」こと。これを、復習しました。
前回出てくれたパート員(1人)にアルアイレしてもらったところ、かなり音が改善されてきました。もしかしたら、今までがちゃんとしたアルアイレじゃなかったものが、急に本来のアルアイレになったのかもしれません。自覚せずとも、確実に変化が見られました。いい傾向です。
しかし、物足りない点があるのも事実。音がやはりまだ小さいんですね。ノイズは最小限に抑えられているものの、音量が小さい。となると、大きな音を要求されたときにまだ辛いんですね。だから、もっと大きな音を出せる工夫をしなければなりません。とはいえ、ここからはそんなに難しくはないんです。大きな音を出すためには、自分が今出せる最大の音量を出すために、ある程度強めに(しかし、力まずに)アルアイレを行ないます。強めにって言うのは、要するにもうちょっと弦を深く押し込んでみるってことです。
おそらく、アルアイレで大きな音を出そうとすると、爪のノイズが大きくなりがちだと思います。
試しに、ギターを使ってその理由を探ってみます。通常通り構え、弦を強く押し込んだ状態で、指を静止させてください。このとき、指は弦に触れたままです。そして、ノイズが極力鳴らないように弾きます(弦から指を離す)。次はもっと深く弦を押し込んでみます。そして、ノイズを抑えるように上手く弾きます(弦から指を離す)。すると、深く押し込んだときのほうが、弦の反発力が強いので、コントロールが難しくなります。そしてまた、弦が早く動こう(元の位置に戻ろう)とするため、どうも自分自身の指も早く動かそうとしてしまいがちです。するとどうなるか。弦をあたかも元の位置に引っ張り戻すかのような行動をしてしまうのです。「引っ張る」とは要するに、弦を押し付けて弾く、というよりは、上に引っ張って離す、ような弾き方です。細くて、「カシャ」「カスっ」って感じの音になってしまいます。
大きな音でもきれいに出すためには、小さい音を出すときと同じ要領で弾けば基本的に全く問題ありません。
大きな音だからといって特別異なった弾き方をするのではなく、前回教えた基本に基づいているということが重要です。なので、音を大きく出したい人は、
「大きな音で弾こうとしてみる」→「汚い音が出る」→「もうすこし音量を落として、きれいに弾けるようにしてみる。」→「汚い音が出る」→・・・
これでそのうち、きれいな音が出るところの音量がわかれば、それが自分の現段階での最大音量ということになります。(汚い音、であるうちは音量があっても実用性に乏しいというのが実情です。)現段階での最大音量がわかったら、それよりも少し大きな音でもきれいな音がでるように、指先の感覚を研ぎ澄ませて練習していってください。もし、先につまったら、僕に聞いてもらえれば、出来る限りアドバイスしていきたいと思います。人によって、その段階によって、問題はまちまちなのです。(大抵は基本を無視している、ということが多いような気はします。)
2.つまみはどうするか
さて、今回はつまみに関しても触れました。・・・おそらく「つまみ」って僕らのクラブでしか使われていない言葉のような気がするので説明しておきます。右手の各指(a,m,i,p)で同時にアルアイレ又はアポヤンドをすることによって、和声を弾くことができますよね。コードでも、なんでも構いませんが。それが僕らの言う「つまみ」です。まぁ、言われてみればつまんでいるような気がしないでもないですね。(僕はあんまり「つまみ」、っていう表現は適切ではないと思いますが。まぁ、慣習なので甘んじて使います。)
つまみはマンドリン合奏におけるギターパートの譜面にはよく出てきます。この方法がもっともオーソドックスな伴奏方法なのでしょう。マンドリン合奏ではギターが和声を弾くことが多いです。となると、ストローク(僕らのクラブでは、「たたき」とも言います。)かつまみかということになります。なので、つまみは非常に重要な奏法になってくるわけです。
ところがこのつまみ、苦手な人が多いようです。そうですね、どういう段階であれ、やはりつまみに難しさを感じる人は多いです。その理由として、
・音量がでない。
・「チャっ」っという感じで、爪のノイズがする。
・とにかくきれいな音がでない。
・どうせギターのつまみなんて聴こえないんでしょ。
という声をよく聞きます。確かに、そうですね。僕もそういう印象が強かったです。ただ今はそういうイメージはもっていません。むしろ、直接音だけ考えれば、ストロークとさほど変わらない音量がでるようになりました。(直接音、についてはいつか話します。)
では、つまみはどのように弾けばいいか。まず、a,m,iとpを分けて考えます。
a,m,i同時に弾く時は、全ての指がアルアイレをすると思います。つまり、基本的にはアルアイレの集合体と考えてもらって構いません。アルアイレの基本(押し込む!垂直方向の振動!ノイズ抑える!)を守ればしっかりと鳴らすことができるはずです。ただ、単音のアルアイレと異なるのは、3本の指が並んで動くということです。バラバラに動かすのではなく、3本一緒に動いているという感覚が大事です。
また、pに関しては少々具合が異なります。なぜなら、アポヤンド・アルアイレの2種類のパターンが考えられるからです。これに関しては後日、という話をしました。
3.爪
アルアイレやつまみの練習をしていると、その段階でどうしてもノイズが出てきます。そして自分の爪が気になるものです。これに関しては、ある程度守ってもらいたい方法がありますが、理想的な形状は人によって異なるので、一概にアドバイスすることはできない、というのが実際のところです。
ひとまず、「爪の角を落とす」ということは最低限守りましょう。爪の長さや削り具合に関しては、あまり細かいことを指示するつもりはありません。
以上です。
予断ですが、パーレス中にこんな話がでました。
「こうなりたいという目標や具体的なイメージがあると、少しずつ続けていけば今までできなかったことができるようになる瞬間がある。前の日までの練習ではできなくても、イメージを持ち続ければ、気づいたらできるようになっていることが、実際によく起こる。まるでゲームで経験値をもらっていくのと一緒で、経験値をもらっている段階では別に強くなっていかないんだけど、レベルアップすると今まで2回攻撃しなければ倒せなかった敵が一撃で倒せるようになったり、今まで4回しか使えなかったケアルが5回できるようになるってことが起こる。ちょっと無理やりだけど、ギターも一緒だと思うんだよね。」
若干、話が反れた感がありますが、確かによくある話だと思います。アルアイレやらつまみやら、今は難しく感じることも多いと思いますが、練習しさえすれば必ず上手くなっていきます!実感はなくても、経験値はたまっているのかもしれません。
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